警戒されていない伏兵、土地破壊

2008年3月12日 MTGデッキ

　今回紹介するのは、久しく見かけない土地破壊デッキです。今の環境を代表する特徴として、マナ拘束するデッキがほとんどないことが挙げられ、プレイングやデッキ構成もそれに即したものになっています。
　「ハルマゲドンのために土地を手札に残すようになれば一人前」といわれた時代ではもうありません。
　しかし、ハルマゲドン自体はまだスタンダード環境に残っています。「破綻」です。若干重いですが・・。ということで破綻を狙った赤白の土地破壊を組んでみました。
　強さとしては中の上、プレイングが若干難しく、全体除去やゲドンのタイミングを間違えないことが大切です。

■赤白土地破壊
// Lands
4 [TSP] Flagstones of Trokair
4 [10E] Battlefield Forge
2 [TSP] Kher Keep
4 [CS] Snow-Covered Plains
10 [CS] Snow-Covered Mountain

// Creatures
2 [MOR] Reveillark
4 [TSB] Avalanche Riders
3 [FUT] Epochrasite
4 [PLC] Magus of the Tabernacle

// Spells
1 [10E] Mind Stone
4 [PLC] Boom/Bust
4 [CS] Coldsteel Heart
3 [TSP] Sulfurous Blast
4 [CS] Icefall
4 [10E] Wrath of God
3 [TSP] Prismatic Lens

// Sideboard
SB: 3 [PLC] Porphyry Nodes
SB: 2 [LRW] Oblivion Ring
SB: 3 [10E] Cryoclasm
SB: 3 [10E] Pyroclasm
SB: 4 [PLC] Aven Riftwatcher

　純粋な土地破壊はなだれ乗り・氷落とし・爆裂/破綻の12枚です。ここに、幕屋メイガスがマナ拘束として加わっています。
　幕屋はタフネスが6もあり、十分な壁になるうえ、破綻とのコンボで相手の生物を一掃できます。パワーが2というのもモーニングタイドが出てから利点となりました。なだれ乗りとともにヒバリでの復活を狙えます。

　さて、勝ち手段としては、大量のマナファクトから破綻で土地を一掃するパターンが最も強力だと思います。その後で単発の土地破壊を打ってソフトロックに持ち込んでください。
　もちろん、相手の土地が少なめに感じたら、序盤から壊しにいって構いません。ヒバリでなだれ乗りはもう一度使えますし、マナに余裕が出れば氷落としも復活が狙えます。
　爆裂の使用についてだけ注意が必要で、敷石がない場合は慎重に使ってください。破綻が使えるまで待つほうがいい場合も多いです。2T目に敷石と山が揃っているのならば構わず打ってしまってもいいですけどね。

　サイドボードにはフルバーン対策のライフゲインや、クリーチャーデッキの展開を遅らせる斑岩の節が入っています。フェアリー相手には全体除去の連打でしのいでください。斑岩や幕屋メイガスも十分効果があります。

　さて、ビッグマナなどの重いデッキ泣かせのこのデッキ、使えば周りの環境にほどよい緊張感をもたらせて面白いかもしれませんよ？どうぞお試しください。